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シュリアス・ホーンド(推定 22歳)
とにかく目立つ、長い銀色の髪が特徴。
イーグル内に残る記録文書によると、初めてのブラディア所有者達で結成された部隊「ファスティア」の一員。
当時、群を抜く能力で第一前線で活躍していたが、Sクラスとの戦いで重傷を負い、現在まで「医療施設」で治療を受けていたらしい。
ちなみに
身長170センチ 体重?
スリーサイズ ?
好きな物は「強いモノ」
『ファスティアだと!?』
書類を見たバラドが声を上げた。
『ファスティア? バラド、ファスティアってなんだ?』
『あぁお前は知らないのは無理ないか。
ファスティアってのは、言わば俺達の組織イーグルの原型となった初期部隊だ。
その部隊は、あまりにも強力な能力と戦歴が化け物みたいでな、今や伝説となっている。』
シュリアスは腕を組みながら「うんうん」と頷いている。
『へ~そんな大御所が何故ここに?』
『ちょっと、大御所って言わないでよね~、佐久間 侠介くん』
『…何で俺の名前知ってるんだ?』
『ここへ来る前に一通り調べてきたからね~。勿論、貴方の事も。自称バラドさん』
部屋を出て隊員室へ戻る途中、バラドはずっと何かを考えている。
『いつになく真剣だな、バラド』
『侠介、お前あのシュリアスって奴を見てどう思った?』
『どうって…』『俺の勘は嫌な予感は良く当たるんだよ……「気を付けろ」って勘が働く。
アイツ、橘と「同じ」匂いがする』
隊員室に玲華と神咲の二人がいる。
『シュリアス? 知ってる詩織ちゃん?』
『名前くらいは聞いた事がありますけど…何故シュリアスさんが第一支部に?』
『俺も知らんな』
入口にいる侠介とバラドの間から顔を覗かせるライ。
『何やってんだ? ライ』
『別に何もしてないさ。最近「大人の事情」で出番が少なくて、こういう場面じゃないと出れないんだよ。』
一方ミシェルと重寿、更に残り三人の支部長は回収した新種ジュバロを見ていた。
頭と腕、足を特殊な紐で完全に固定し、周りには支部内の研究員が調べを始めている。
『これが新種か?』
『見た感じ、進化クラスに見えるが…』
『だが進化クラスとのデーターを比較すると全く違う。
それに下位クラスのジュバロとも違うのがハッキリとしている』
その時、その場に声が響く。
『ジュバロも人間と同じって事よ~。』
全員が視線を送る先にシュリアスがいる。
『巨大生物ジュバロが生まれ、人間はそのジュバロに対抗する為にブラディアを開発し、ある意味人間を成長させた。
だけど今、ジュバロも人間に対抗する為に成長と言う名の進化をしているのよ。
それが、そのジュバロ』
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