160人が本棚に入れています
本棚に追加
“恐れを棄てたいか?”
「え!?」
突然、何かの声が聞こえてきた
「? どうしたの?」
「今…声が………
聞こえなかったのか?」
「何も聞こえないけど…?」
(僕だけなのか……?)
“恐れを棄てたければ………我が世界に来い。”
(………!!)
「何か聞こえるの………?」
「恐れを棄てたければ我が世界に来いって………」
「え………?」
“お前が必要なのだ………来るのだ、我が世界へ”
セシルを光が包む
「!!! な、何だ!?待っ………」
セシルの姿は光と共に消えた
「セシル………?」
ローザは訳も分からぬまま、そこに立ち尽くしていた
最初のコメントを投稿しよう!