プロローグ from FFⅡ

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「………」 その夜、静まり返った町の広場でフリオニールは黙り込んでいた。 (レオンハルトは力だけで俺達と共に戦ったのか? 俺達が皇帝に勝てたのは力が強かったからか? …違う 究極魔法「アルテマ」を手にしていたとはいえ、皇帝の力は絶大だった 皇帝には無く、 俺達には有ったもの… それがはっきりと分からなければ… たとえ逢っても… 俺はレオンハルトに何も言えない… 強さとは……… 何だ? “…来るのだ” …え?) 突如、何処からもなく声が聴こえた “来るのだ” 「な、何だ!?」 “我が世界がお前を必要としている。” 「世界………!?何を言って………」 “お前の求めるものもそこに在る。 ……来るのだ……” 「え………? う、うわあぁぁぁ!!??」 直後、フリオニールは光に包まれ―――― ―――――そこから姿を消した
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