第一章

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Koki side ここは何もない廃墟。 今となっちゃ俺らの基地。 暇さえあればみんな集まってくる。 あ、遅れたけど、西のヘッドしてます、聖です。はい。 まー…何もなかった基地も今は盗んだ家具や家電が結構そろってきている。 社長椅子(盗んだやつね)が俺の指定席。 今日は集会だから早めに来たんだけど、まだ誰もいねーみたい。 聖「…つか、みんな遅くね?暇なんだけど。」 するとソファーに人影が見えた。 …またここで寝てるし… 聖「ともー…」 智「すー…すー…」 いつもソファーで寝てるこいつは姫…こと、智久。ま、俺の同級生ね。 このお姫様…すんげー美人。そして寝起きの悪さもピカイチ。 聖「智、起きろー…」 智「ん…後五時間…」 …ははっ。 聖「起きねーとちゅーすんぞー…」 智「…すー…すー…」 しょうがねーの… ソファーに乗っかり馬乗ると顔を覗き込む。 起きる気配が全くない… 聖「ほんとにすっから…ん…」 唇を重ねだんだんキスを激しくさせた。 智「ん…んんっ…ふ…」 聖「ん…っ…」 そうするの姫は目覚める。 智「…んんっ…な、なにすんだよっ…」 聖「…いって!」 いっつも舌咬まれるのがオチ…。 聖「おはよー」 智「…おはようじゃないし…マジ、最悪…」 でも、まだ俺の下にいるのだよ? 健全な男子なら手ぇ出さなきゃでしょ? 智「ちょ…やだっ…」 聖「嫌じゃないっしょ?」 首筋に舌を這わすとすぐに反応する。これが堪らなく可愛い。 聖「…智、がまんできね、」 そん時だった… 草「ともさーん!おはよーっす!ってえぇえ!?」 …チッ。 舎弟その一草野登場。 草「な、なにしてんすかーっ!」 …… 聖「姫を起こそ…」 智「聖に寝込みおそわれそうになってたの。」 …………、 なんだよこの空気…。 草「だから言ったんすよ、独りで行動しないでって。ましてや、聖さん…」 聖「や、待て!何もしてねーから。」 智「…ふふ」 草野とのやりとりを微笑ましげに見てる姫。 半分お前のせいだぞ! てな感じで一日が始まるわけですよ。
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