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「騙す側になれ!」
この国に嘘をつく人間はいらないと言っておきながら、春日の言う騙す側とは、明らかに国賊に値するのではないか?
春日の発言は、矛盾している…
疲労困憊…
もう考える行為自体、嫌になっていた俺は、一先ず解放され、自宅へと戻った。
そして、眠った。
「……麻美」
全て夢であって欲しいと祈りながら…
麻美が最後に言った言葉。
「……孝幸…ごめんね?…」
あれが無ければ、春日の言うことも理解出来たのかもしれない…
麻美の本心は今となってはわからないけれど…
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