887人が本棚に入れています
本棚に追加
店の裏にある2DKのマスターの部屋。
鍵を開けて入ると片付けなんていらないくらいに物がない。
すでにいつ死んでもいいように準備していたとしか思えない。
テレビに洗濯機、冷蔵庫などの必要なもの以外は机とタンスくらいだが、冷蔵庫もほぼ空っぽ。
タンスも1、2段しか使ってない状態だ。
タンスの中の衣類は鞄に入れて病院に持っていくことに。
机の引き出しも空っぽだった。
唯一鍵のかかった引き出しは鍵が見つからず開かない。
このまま捨てればいいのか…
またはなんか入っててマスターが最後に鍵とかくれんのかな?なんて考えていたらハゲは引き出しを全部抜いて机をひっくり返し鍵のかかった引き出しを裏から踏み付けた。
引き出しの裏は呆気なくやぶれ鍵はかかったままで中を見ることが出来るように…。
ハゲ『何入ってんだー』
俺『なんかあったか(笑)??』
止める間もなくハゲは壊していたのでもはや中身だけ興味があった。
ハゲは中から何かを取り出し立ち上がった。
ハゲ『ヤス…』
ヤスときたか(笑)
俺『ん?』
ハゲに近づく。
最初のコメントを投稿しよう!