Magic

ﾊｹﾞと相変わらずのくだらない会話をしながら千葉の最南端をめざす。

そこに写真の二人がいると信じて。

もちろんいたとしても奥さんにはもう新しい家族がある可能性の方が高いし、娘さんだって結婚してどこかに行ってしまっている可能性が高い。

それでも写真を見つけてしまった以上は行かずにはいられない。

そんな二人の性格だった。

多少渋滞もあったが車を走らせること３時間弱。

目的の街についた。

少しだけプラプラしてから住所の場所へと向かった。