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お正月ムード満載の街中を車を走らせ自分の店を目指した。
雲一つくらいの快晴だ。
「ピピピピピ…」
不意に鳴った携帯、ハゲからの着信。
俺『おはよ♪』
ハゲ『おはよ♪』
俺『どしたん?』
ハゲ『起きてた?あぁ~…頭いてぇ』
俺『さっき起きて今店に向かってるよ』
ハゲ『そーなん!?えらいじゃん』
俺『まぁね~。どーせ暇だろうけどね』
ハゲ『まぁ正月からあんな飲みに行く奴なんて俺らくらいでしょうからね』
俺『まぁね~』
ハゲ『そうだ。店にさ俺のブレスレット落ちてないか見といてよ』
俺『無くしたの?』
ハゲ『無くしたってか、ないんだよね』
俺『無くしてんじゃん』
ハゲ『いや盗まれたかもしんねーじゃん』
俺『腕から?』
ハゲ『フィリピンとかではあるらしいよ』
俺『でもジャパン』
ハゲ『うん…』
俺『うん』
ハゲ『探してみて』
俺『掃除しながら見てみるよ。どんなん?』
ハゲ『クロムのやつ』
俺『了解~。店着いたら連絡するわ』
ハゲ『よろしく~。んじゃね!』
俺『はーい』
電話を切り、車を駐車場に入れて店に向かった。
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