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それでも、私たちにはお金が必要だ。
そもそも、お金か愛かなんて、問う事事態おかしな話なのかも知れない。
生活を守ってこそ、愛する気持ちが生まれ、愛する気持ちが人を強くするのだから。
「アズちゃん、難しい顔して、どうしたの?」
「ううん、何でもないよ。ねぇ、寛人さん、もしもさ、お金と愛とどっちを取る?って聞かれたら、どう答える?」
「えー、それは難しい問題だな・・・アズちゃんはどう答えるの?」
「私?私は、内緒!」
「何だよ、それ。」
寛人の大きな手が、梓の小さな手を握った。
小島 梓は、今日も愛のために働くのだ。
生きることは、愛すること。
それが、答えだと信じているからだ。
-終わり-
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