ふたつの恋心

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「な、なんでわたしが?」 自分を指さして言う。 「なんで?」 星夜がわたしを誘って…。 な、なんか嬉しいよ。 「いや、ほら。あんな美人と二人きりなんてさ。緊張すんじゃん?」 「…」 「だから、馬鹿がいれば少しはさ。」 はぁ。 やっぱりそんなことだろうと思ったよ。 少しでも喜んだわたしが馬鹿でした。 「なぁ、お願いだよっ。」 「しょうがないなぁ」 正直わたしも、星夜と玲奈が二人きり……なんて耐えられないもん。 「わたしも行ってあげる」 「サンキュー★」 星夜が満面の笑みを浮かべた。 やっぱりドキドキする。 同時に苦しいよ。 星夜、わたし星夜のこと大好きだよ。 だから、他の女の子と付き合うようなコト…。 そんなことあったら…。
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