第一章

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そして次の日 普通なら授業が始まるのだが、十時を過ぎてもなかなか始まらない 「なぁ、昨日の事…まじなのか?」 「みたいだな……」 「なんで試験なんかやるの……」 教室中の話題は昨日の試験の話しでいっぱいだった。実際俺も少し不安ではあった。なぜなら、俺はそこまで頭が良くないし、運動神経もあまり無い。噂では卒業試験は体力と頭の両方を使う試験らしいが、どんな内容なのかは今だに公開されないらしい。今まで在校生が卒業式に参加できなかったのも何か関係があるのかもしれない。 そんなことを考えてたら、時計の針は12時ちょうどを指していた。 「よし、お前ら、体育館に集合。試験について説明するぞ。」 先生が入ってきた。 俺らはその命令に従うしかなかった。
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