第一章

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「ここ、体育館には様々な武器が用意されている。自分に合った装備を選ぶといいだろう。」 体育館の倉庫は誰も行かなかったから何が入っているのか不明だったが、今それが分かった。ここは武器庫だったのだ。だから厳重に鍵がかけられていたのであろう。 「自分の装備が決まったら俺のところに来るといい。お前らが試験を受ける場所に案内してやろう。じゃ、向こうで待ってるからな。」 そう言うと先生は体育館にある職員室に入っていった。 残された生徒達・・・だが武器を取ろうとする生徒はいなかった。 「なぁ、これ・・・本物だよな?」 「ああ・・そうだな・・・」 「俺らマジで戦うの・・・?」 「「「・・・・・・」」」 沈黙に陥った。それもそのはず、全員本物の銃や刀を持ったことが無いからである。 ・・・一時間後 「やっぱりやらなきゃいけないんだよな・・・よし、俺は武器を取るぜ!」 一人が大きく名乗り出た。すると、 「お前が行くなら仕方ないな・・・俺も付いていく!」 「じゃあ、私も!!」 そして、皆行くことを決心している中、俺はまだ決心が着いてなかった。
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