言うが勝ち

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何かの間違えじゃないのか。 罰ゲームでからかったとか? いや、柏木の目は本気だった。 軽口を叩いてはいたけれど、ふざけていたようには見えなかった。 俺はぐっすりと眠れる訳もなく、一晩中悶々としながら朝を迎えた。 不思議と、好きな人である吉野さんのことはすっかり頭から抜け落ちていた。
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