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それから、草太と幸は2人でキリムを眺めた。
「いいですよね…何ヵ月も何年もかけて手で作られた物って😆」
キリムは絨毯だけでなく、ソファーカバーに鞄に絵、生地を厚くしたり薄くしたり変幻自在だ。
色は淡い色から濃い色まであり、数十色の色鉛筆を目の前にしたような、静かな感動がある。
また、その模様1つ1つに意味があり、代々女性に受け継がれていく。
「トルコの女性は花嫁になるとき、キリムが決め手になるらしいよ😌」
「へぇ~…私だったら、行き遅れちゃう😓」
「白石さん、そんな切羽詰まった年😓⁉」
「…女性の28歳はそれなりに焦るんです😣川島さんは男の人だから、親や親戚に言われたりしないでしょうけど😖」
「ん⁉俺も言われるよ😌」
「❗⁉男の人も言われるんですか😓⁉」
「うん。でも気にしない😃俺の人生だし。それより、白石さんの敬語の方がムズガユクなる💦」
「ムズガユク…⁉あの、川島さんて、おいくつですか😓⁉」
「29歳…そんなに老けて見える😢⁉若いつもりなんだけど…」
「え😱やだ、ごめんなさい😣てっきり…」
「😔てっきり…⁉」
「…35歳位だと…😵💦すみません😢」
「あはは😃いいって。だから、敬語やめて~😌こそばゆい❗川島は長いから草太で良いし」
「草太さん、ごめんなさい💦」
「…何か照れる😍」
「結局、どっちですか😓」
「はい、敬語やめやめ👊仕事じゃないんだから😌」
「仕事…😵」
その言葉で、幸の表情が急に陰った。
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