【エピローグ】

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この3人の会話を終始聞いていた隣の席の女は、すくっと立ち上がり店を出た。 タクシーを拾い、運転手に目的地を伝える。 「**出版ってわかります?そこまでお願いします」 女の顔は興奮に満ちていた。 (ブログ本史上、最高の1冊になるわ!) たまたま居合わせた居酒屋で、こんなにも面白い話が聞けるなんて思いもしなかった。 この女編集者は、唇を噛んで笑いを堪えるのに必死なのであった。 完
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