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たくみとりくとが談笑しているときだった。
「あの~、たくみさんたちですか?僕、みちおです……」
メガネを掛けた、気弱そうな男が姿を現した。
「みちおくん、待ってたよ。こちらへどうぞ」
今度は、左側の席にみちおを座らせた。
「2人ともビールでいいよね?」
りくととみちおに確認を取ってから、たくみはビールのジョッキを追加で注文した。
「みちおくん、今日はどうもありがとう」
「いえ、こちらこそ……たくみさんにはなんてお礼を言ったらいいのか……」
「まぁ、それは乾杯してから話そう」
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