序章

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10階のおどり場に着いた時だった。 声が消えた…… チカチカとついたり消えたりする蛍光灯が 不気味さをさらにかもし出している。 男は立ち止まり下の階をジッと見据えた。 ………ズル……ズル…… 足をひきずってるような 小さな音が下の階から響いてくる。 ……ズル……ズル…… 少しずつ……だが確実に 音は近づいてくる。 男は恐怖でその場から動けなくなった。
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