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獣道を進んで行くと、家屋のようなものが見えた。
「まだ、人がいるのかな…。」
かなり古いみたい…。
コン、コン…
「どなたか、いらっしゃいますか?」
反応がない…。
戸を引っ張ってみる。
ガラッ
開いた。
恐る恐る、中を覗いてみると、大きな熊か何かの毛皮が飾ってあった。
真ん中には囲炉裏…。
奥に部屋が見えた。
戸が倒れてしまっていて見えたのだ。
「誰も…いない。」
スゴくジメジメしていて、カビ臭い…
「行こう。」
気分がなんだか悪い…。
村に行けば、誰かいるだろう…。
そのときは、そう思っていた。
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