4.異変

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『できるよ。工藤さんが好きになりそうで怖いけど…。』 少し恥ずかしくて、工藤さんの顔を直視できなくて。 目をそらした。 工藤さんは、両手で私の頬をはさんで 私の目をじっと見つめてこう言った。 『美樹さん、本当に好きです。ずっと気になってたんです。でも、お互いに結婚してるし・・・。こういう関係だと、好きになってくれないでしょう。だからキスするのが怖くて。自分ばかり、もっと好きになってしまう感じがして。』
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