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シャワーを浴びて、バスタオルで体をふきながら…小さなラブホのソファーに座り、私はアツシ君に言った。
『私を想ってくれるのは本当に嬉しい。けど、付き合えないよ。だって結婚してるし、自由がないから。』
アツシ君はまた、涙を浮かべてた。
『でも、イったでしょう?少しでも俺の事が好きなら・・・。』
『私・・・好きかどうかわからないし、体の関係を持ったからって好きになった事はないの。私の現状で、付き合う事の意味もわからないよ・・・。でも、アツシ君とは関係をきりたくないな。』
アツシ君は、自分勝手な事を言う私を 力強く抱き締めた。
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