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('A`)「なんだ、こんなもんか……案外楽なんだな」
( ^ω^)「きっと一人でも兵が欲しい状況なんだお。
アルファベットを持てるだけの腕力があればとりあえずオッケー、ってとこだお」
('A`)「あんなもん、年齢一桁の子供でも持てるだろ」
( ^ω^)「油断しちゃダメだお。もしかしたらみんな凄い力持ちなのかも知れないお」
('A`)「なわけねーって……おっと、もうすぐ俺らの番だな」
0851から0860も、全員合格。
0863と0864のドクオとブーンが、台の前に立った。
(兵`Д´)「始めろ」
言われた瞬間、皆が続々とアルファベットを掲げる。
次々と合格を告げられ、台から離れていった。
('A`)「そんじゃ俺も」
ドクオの左手が、アルファベットを掴み、持ち上げた。
0863、合格、と兵士が告げ、ドクオが笑顔になった。
( ^ω^)「やっぱ余裕なのかお」
独り言を発しながら、アルファベットの柄を、握ったブーン。
瞬時に、伝わる熱。
(;゚ω゚)「あつっ!!!」
思わずアルファベットから手を離してしまい、勢いで放り投げてしまった。
台から数メートルの場所で、地面に突き刺さったアルファベット。
周りが、騒然とし、困惑していた。
(;゚ω゚)「なななな……な、なんでこんなに熱いんだお……」
(;'A`)「お、おい、ブーン……!」
はっとして、すぐに兵士を見た。
冷徹な瞳で、動じることもなく、ただブーンを見ている。
半ば、睨みつけるように、蔑むように。
(兵`Д´)「0864、不合格」
言葉を聞いても、ブーンは身動き一つ取れなかった。
第1話 終わり
~to be continued
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