第1話 : Road

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('A`)「なんだ、こんなもんか……案外楽なんだな」 ( ^ω^)「きっと一人でも兵が欲しい状況なんだお。      アルファベットを持てるだけの腕力があればとりあえずオッケー、ってとこだお」 ('A`)「あんなもん、年齢一桁の子供でも持てるだろ」 ( ^ω^)「油断しちゃダメだお。もしかしたらみんな凄い力持ちなのかも知れないお」 ('A`)「なわけねーって……おっと、もうすぐ俺らの番だな」  0851から0860も、全員合格。  0863と0864のドクオとブーンが、台の前に立った。 (兵`Д´)「始めろ」  言われた瞬間、皆が続々とアルファベットを掲げる。  次々と合格を告げられ、台から離れていった。 ('A`)「そんじゃ俺も」  ドクオの左手が、アルファベットを掴み、持ち上げた。  0863、合格、と兵士が告げ、ドクオが笑顔になった。 ( ^ω^)「やっぱ余裕なのかお」  独り言を発しながら、アルファベットの柄を、握ったブーン。  瞬時に、伝わる熱。 (;゚ω゚)「あつっ!!!」  思わずアルファベットから手を離してしまい、勢いで放り投げてしまった。  台から数メートルの場所で、地面に突き刺さったアルファベット。  周りが、騒然とし、困惑していた。 (;゚ω゚)「なななな……な、なんでこんなに熱いんだお……」 (;'A`)「お、おい、ブーン……!」  はっとして、すぐに兵士を見た。  冷徹な瞳で、動じることもなく、ただブーンを見ている。  半ば、睨みつけるように、蔑むように。 (兵`Д´)「0864、不合格」  言葉を聞いても、ブーンは身動き一つ取れなかった。  第1話 終わり      ~to be continued
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