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正直、薄気味悪くて、気色悪かった。
幼なじみに分類される僕達は、急に仲が悪くなるようなことはできないから。
親同士も知り合いだし、しかたなく。
そうやってまわりに言い訳しながら
僕は少しずつフェードアウトしてゆくことにした。
よく、あるじゃないか。
男女の幼なじみの間には
そこで、気づいた。
彼女は僕以外の友達が、いない。
そういえば、彼女が仲よさ気に女の子と話している場面なんて、遭遇したことがない。
いつもいつも、僕だけと話していた。
そうなると、自然と僕もそうなってゆくけれど
話して気が合った奴なんて山ほどいる。
だけど、彼女は僕だけ。
そうやって、今まで生きてきたのか
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