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「悪食っ!アクジキっ!悪識だって!?正義と悪事!表と裏!欺瞞と本能!まさに、代替品!つまらない!つまらない!これ以上なく、最上につまらない!僕は、運命という奴を、心の底から、信じない!!」
血まみれになった左腕の衣服を、財布はビリビリと引き裂いた。
「つまらないつまらない!……君の名前に、非常に興味がわかないよ――『零崎悪識(ゼロサキ アクジキ)』君ではない、君に」
「…あぁん?」
何を言ってるのかよくわからねぇが…
「名前、だあ…?
んなもんとうの昔に、食費として、戸籍と一緒に売っ払っちまったぜ!」
だから――っ!
「面白ぇっ…なんだ、『零崎悪識』だと?その名前…俺が頂戴してやらぁっ!」
――『零崎悪識』
その名前を自分で名乗った瞬間、俺の身体にえもいえぬ感覚が走った。
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