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「あの、ありがとうございました。…ハンカチ、洗って返しますね。」
桐「あぁ。いいですよ。それあげます(笑)」
「え、でも…」
桐「いいですよ。」
「じゃあ、…ありがとうございます。」
桐「いえいえ(笑)」
「あの・・桐野…剛さんですよね?」
桐「あ はい。知ってましたか。」
「それは勿論。」
桐「…あなたは?」
「…え?」
桐「あなたの名前は?」
「…瑠莉です。…来河瑠莉(クルカワ ルリ)。」
桐「瑠莉…ちゃんね。年は?」
瑠「25です。…桐野さんと同い年ですよ。」
桐「同い年かぁ。じゃあ敬語じゃなくても良いよね(笑)」
瑠「そうですよね(笑)」
─────
それから俺達は他愛もない話で盛り上がった。
自分では分からなかったけど、俺はこの日から彼女に惹かれていたんだと思う。
彼女と話すだけで幸せな気持ちになっていた。
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