発見

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汚い 汚い なんて汚らしいのだろう。 今日1日降り続いた雨は、日付が変わろうとしている今も私を侵食する。 音が、聞こえる。 雑音。 嫌だ、嫌だ、どの部屋に行ったら解放される? 雨は、この地球を洗い流すどころか人間を断罪するかの如く汚れている。 その原因はお前らにあるんだぞ、と。 泣きたいのはこっちだ、と私は思う。 私は、地上にいる。 そうして、生きてるうちは罪を償って汚れてゆくのだ。 なんで。 私は何もしていないでしょう? 私は貴方に責められるようなことをしましたか? 残酷にもテレビの中のお姉さんは胡散臭い笑顔で雨を伝え続ける。 彼女は確か年上プロデューサーとの噂が絶えない人。 世界は、こんなにも汚い。 私はこの世界でただただ死が訪れるのを待っている。 早く、迎えに来て。
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