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朝日とともに起き出した小鳥たちがさえずる声の中に、突然のエンジン音が響きわたった 「やったね!少年!」 少女が嬉しそうに言う 「ああ、やっとだよ」 そう答える少年の顔も嬉しそうだ 「じゃあ、暑くならないうちに出発しようか」 「そうね、準備しなきゃ」 そう言って少女は周りに置いてあった荷物をポイポイっとサイドカーに放り込み始めた 少年もバイクの荷台に荷物を縛り付ける 「あっ!そうだ少年」 「何?」 「調味料とかが切れかかってるから次の街で買わなくちゃいけないんだけど」 「大丈夫、頑張って走れば今日中にも着くよ」 「本当?良かった!」
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