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死を直前に僕は意識の中で震えていた
ラッキーだと思った
この楽しくない世の中から逃げれると思った
もうこれで楽になれると思った
意味の無い平和な地獄はもう終わりだと…
しかしなぜか震えは止まらなかった
真っ暗な意識だけの世界で僕は邪魔をするこの震えにいらだちを覚えた
あとはゆっくり目を閉じ眠るだけだというのに
というより本当の僕の心は死ぬのが嫌なのかもしれない
まだ僕は人生の途中…
心の奥底では楽しく生きたいと願っているのかもしれないと僕の中の冷静な僕は思った
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