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追いつめられていた僕の頭の中はすべてをゲームの様にリセット出来ればいいなと思っていた そんな事出来ないのが現実なのだが今はもう何をしてもストレスが取れないでいる 新しい発見があるわけでもなく、凄く熱中出来る事があるわけでもない まあ外部からのイライラは山の様にあるが楽しく感じられる事は何もないのである 今の僕は昔したゲームのボスの意見が凄く共感出来る 『この腐りきった世界…もう手遅れなのだから私が変えてあげよう…自然の溢れる楽園…その為には一度壊さなくては…そう…そうだよ…無の世界!フハハハハッ!!!」 確かにそう思う だから僕は直線から曲線、影に至るまで視界にあるものすべてを頭の中で消してみた 光が差す朝には何もない真っ白な世界 そして訪れる夜には何もない真っ暗な世界 音も風もすべて感じないと思いこんでみる 何も感じないはずなのになぜだか少しの安らぎを感じる事が出来た それから僕はよくこれをするようになっていた
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