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称号がまだ‘初心者'の自分とは遥かに違う、他の面々。
赤き怪鳥と呼ばれ恐れられる密林のアイドル、‘イヤンクック'を数え切れない程討伐していると噂の、‘赤きビースト'の称号を持つハンマー使い、セイ。彼の持つハンマーは‘クックジョー'その名の通り、イヤンクックのくちばしを丸ごと使用した、彼らしい武器だ。まだ新参の自分に最初に声をかけてくれた事もあり、グランにとっては頼れる兄貴分と言った所だろうか。
次に、こく・ミルク。これでもれっきとしたHN(ハンターネーム)の彼はガンナーで、なんと‘賢者'の称号を得ている。パーティの中では一番の経験者と言える。
次に・・・・・・。
おっと少し時間を使いすぎたようだ。
二回目の発光弾が空に上がった。どうやらあまりのんびりはしていられないようだ。
合間を縫ってせっせと鉱石を貯め作成した武器である愛剣、ブレイズブレイドに刃こぼれが無くなった事を確認し、グランは背に武器を担ぎポーチを下ろす。
新参者の自分の役目は他の面子の邪魔にならないように、サポートをする事だ。幸い、光蟲はこれでもかと言う程集めてあるし、素材球も1クエスト分くらいなら用意にある。
所持品を再度ポーチに乱雑に突っ込むと、グランは仲間の待つエリア3へと走りだした。
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