涙のラブレター

2/2
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
真夜中の山道…海へと続く道 君は想い出語りながら…涙ぐむ 肩を抱くダケで…何も出来ない僕 笑顔が見たくて…話を変えてく 海辺の駐車場…海岸のデッキ 肩を震わせた君…吸い込まれそうで… 真夜中の海岸…白い波頭… 低い雲の中…朧気な満月… 幻の様に佩かない君を抱き締めた 口付けさえ出来ずにタダ抱き締めるだけ… 涙で濡れる僕の肩…心が熱い 帰る時にずっと…手を繋いでいたね いつしか眠る君…頬に涙のあと 放そうとした手を…細い指で握る 無防備な横顔…ホテルなんてイケない 真夜中の山道…信号すらない道 たまに停るたび…君を覗き込む 不意に起きた君…精一杯の笑顔 潤んだ瞳で…口付けをくれた 波にさらわれ…雨に流したツラい想い出 触れたかどうかの口付けで想いが伝わる 握り続ける手の平で一つになれた 明日か…マダマダ先の未来の話か 君が独りで歩き出すその時まで… アニキでも構わない…君が笑えるなら ミエミエの嘘つき…バレてないフリして 下心…恋という字を書き続けていく 涙の君に…届かない僕のラブレター
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!