トレモロ/RADWIMPS

2/2
前へ
/207ページ
次へ
満天の空に君の声が 響いてもいいような綺麗な夜 悲しみが悲しみで終わらぬよう せめて地球は周ってみせた 本当に伝えたい想いだけは うまく伝わらないように出来てた そのもどかしさに抱かれぬよう せめて僕は笑ってみせた 「何もないんだってここには」 って笑ってる君も望んでる そんな声を掻き消す程に 膨れるこの万象を 「何もないんだって僕には」 って叫んでる僕も望んでる 無味を悟るその先に 浮かぶ光の粒を 最近は映画の見すぎで 奇跡も珍しくなくなったね 心にもないことでもすらすら 言えるようになったよ ほら 僕が僕から離れてく そんなことさえも忘れたくなる 「真実とはね、それだけで 美しいんだ」と言って 満天の空に君の声が 響いてもいいような綺麗な夜 悲しみが悲しみで終わると 疑わぬように神様は 僕に夢を見させた 今開いていたページの上に 描いてみようかな 「放さないよ 繋いでたいの 僕は僕の手を」 今止まっていた景色が 動き出した気がしたんだよ ほら 僕の鼓動も確かに 刻み始めた4拍子 ほら ほら ほら 不器用な僕も描き出してみるよ 終わりに向かってゆく明日を 笑って迎える意味を
/207ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加