江戸

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~とある寺~ 沖『原田さ―ん、なんかいるんですけど、斬っていいですか―?』 原『いやいや、それはちっと気が早くね―か?』 物騒なことを言う美少年と、苦笑しながら相手を止めるこれまたイケてるメンズ、通称イケメン。 沖『だってとっても奇抜な恰好なんですよ?あ、女の子だ。』 原『うおっ、なかなかのべっぴんじゃね―か!!これは抱いて下さいっつ―意思表示か?』 倒れている美羽の傍にしゃがみこみ、すくように髪を撫でる。 沖『馬鹿なこと言ってないでください。抱ければ誰でもいいんですか。ほんと救いようのない変態ですね。あ―、こんな変態と一緒に見回りするなんて僕はついてないな―。』 爽やかな美少年なのに口が悪いのか、立て続けに毒を吐いて相手を罵る。 原『そこまで言わなくてもよくね―か?』 しゃがみこみながら相手を見上げて困った表情を浮かべる。          
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