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近『まぁまぁ。』
いままで事の成り行きを見ていた男が口を挟んで宥めた。
そうしたら、あの鬼は怒鳴るのを止めた。
この人の人望の厚さとここでの立ち位置が伺えた。
美『てゆか、これ、‥なんかの撮影?』
場を沈めてくれたおかげで、美羽は自分の周りに目をやると、違和感を覚えた。
なぜならば今自分と話している人たちは洋服ではなく着物を着ているのだ。
そして、さらによく見れば会話に参加こそしてないが、他にも人がいたようだ。
もちろん全員着物である。
まさにテレビの時代劇でみたような雰囲気にそっくりだったのだ。
美『ってことは‥?あたしハリウッドデビューみたいなw!?』
土『おい、おめ―間者か?』
きゃっほ―っ!!!
と雄叫びを上げる美羽に鬼は問いかけた。
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