平成

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もちろん、仕事をしている時は、可憐といる時のように馬鹿丸出しの美羽ではない。 慎ましく、そして優しく客に接する美羽は、容姿の良さも手伝ってわりと人気だ。 おかげで夜の寂しい時間は仕事をする前より減り、始めた当初にあった罪悪感はなくなり、今では夜の仕事は当たり前になっていた。 家に帰る前に、クリーニングしておいたドレスを引き取りにクリーニング屋に向う。 誕生日と知ってる客が来る予定がいくつもあったので、お気に入りのドレスをクリーニングに出していたのだ。 もちろん17歳になるなんて客は知らない。 クリーニングを終え綺麗になったドレスをな受け取り、私服に着替える為に家へと向う。          
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