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ふと懐かしの薩摩の我が家から見えた桜島の噴火雲が脳裏に映った
あぁ…なんと懐かしい…
もう戻ることはない薩摩の桜島の噴火雲…
これは私は生家に帰りたいのだろうか…
だが、女は生家を出で嫁ぎ先でその生涯を終えるのが普通だ。
最後まで私はなんとも幼いことだ…
〝かつぅぅ!おかつ!〝
これは…幼き兄上の声ではないか…
少しだけ…少しだけあの頃に戻りたい…
まだ、徳川に嫁ぐ前の楽しかった幼き日々に…………――――
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