第三章

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「ウッ……ヒックッ。 ヒックッウッ……ヒックッ。」 またこの夢だ… 暗闇の中に私一人居て、どこからか泣き声が聞こえる。 こんな夢を見る理由は自分でもわかってる… 多分、この泣き声の主はもう一人の自分だ… 弱くて弱くて、一人じゃなんにも出来なくて、人に自分の弱い所を見せるのが嫌で一人で哀しみを背負って泣いている自分…… 助けて欲しいけど、助けて欲しくない矛盾。 私が今、こんなひねくれた性格になったのは理由がある… .
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