第三章

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彼と付き合って、1ヶ月たった日私は委員会で帰るのが遅くなって急いで家に帰ろうと思っていた。 教室に入ろうとすると… 「おい。最近お前田崎とはどうなんだよ? もうキスの一、二回はしたんだろ(笑)」 ドアの外で聞いている私は羞恥で顔が赤くなったが、教室に入る事さえ出来ず、そのままずっと立ち止まっていた。 「いやいや、愛花って意外にガード固いんだよ~(笑) 手すら繋いだだけで顔が真っ赤なんだぜ(笑)」 「マジで~(笑)田崎愛花ってピュア過ぎだろ(笑)」 「ってか、最後はそのピュアな子はどうすんの? お前、今三股じゃなかったか?」 えっ… 三股ってどういう意味? 間違いだと言って……… 「いやいや、三股じゃないし」 あっ… 良かった~! 流石に三股はないでしょ(笑) 今思ったら、この時のあたしは人を信じ過ぎてたんだと思う… 裏切るなんて当然の事なのにね… .
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