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ヤンキーがぞろぞろとぶっ倒れてる場所で説明もなんなのでカラオケボックスまで行って説明することにした。
ヤンキー?もちろん放置だろ?
あ?警察?オレ正当防衛じゃねーの?
「とゆー訳で…説明してもらいましょうか龍一君。」
ここは…あえてしらばっくれてみよう。
「へ?何を説明するんですか?」
「とぼけても無駄ですよー。ヤンキーさん達に恐れられていたのをばっちり見てたんですからー。」
ヤッベェ…バレてる…
「お姉さんに隠し事はできませんよー。バレてるとか思ってますねー。」
「なんでわかんですか!?」
読心術じゃねーかオイ。
怖い、怖いよマジで。
「これがお姉さんスキルです。ちなみに私は怖くありませんよ。」
「だから心を読むなぁぁぁ!」
はぁ…疲れる。
「いいから早く説明しろよ。」
「しょーがないっすね。まあ簡単に言うと昔ヤンチャしてた頃の名残ですよ。」
まあ実際今もそんなに変わらんがな。
昔、スケールのでかいことにしょっちゅう首突っ込んでた頃に恐れられるようになったんだよなー。
でも言えねぇ…
人助けのために毎回死にかけてるとか…
そのわりにオレたいしたことしてないとか…
つか人助けして恐れられるって一体…
「梨華は知ってるんじゃないのか?」
「私もそんなには知りません。ただ言えるのは龍一はしょっちゅう人助けしてたことくらいですね。」
「どんなことしたのー?」
「クラスメイトに絡んだ不良追い払ったり、落とした財布を一緒に探したりですね。」
「龍一君すごいねー。偉いじゃん。」
やれやれ…また誤解されてるよ。
オレが人助けするのに理由は特にない。
助けたいから助ける。
ただそんだけ。
だから偉いわけでもないしすごいわけでもない。
結果そう見えるだけ。
しかし…このままだとめんどくせぇことになりそうだ…
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