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原因はカラオケを出た後だ。
オレは女子を送っていこうと思ってたんだが…
なぜか昼間ぶっ潰したヤンキー共が約2倍になって立ってたんだよねー。
で、梨華に翔太を呼んで送ってもらうように言って皆を逃がし、オレはヤンキーの相手をすることになった。
「あーもうっ、なんなんですかこの不幸はぁ!」
『知るかっ!』
お前らの答えは聞いてない!
とにかく走り回り、オレは河原にたどり着いた。
「もう逃げ場はないぜ!覚悟しろ!」
まったく…数で押そうとしてやがるな。
ここは…やるしかねーな。
「オイテメーら。オレが誰だか…わかってやってるんだろうな?」
「くっ!」
計算通り!
ビビってやがるぜ。
「テ、テメーら、行くぞっ!数で押せ!」
『おおっ!』
「この…クソッタレがぁ!!」
バキッ!ドガッ!
そして数十分経過し…
「どーしたぁ!最初の威勢はどこ行った!」
さっきからずっと戦ってるんだがキリがねぇ…
このままじゃキツいな。
「気ぃ抜いてんじゃねぇぞクソガキ!」
やべっ!このままじゃ…金属バットが当たる!
バキッ!
「ぐあああっ!」
誰かが金属バットを持ったヤンキーをぶっ飛ばしやがった。
「梨華から話を聞いて来てみりゃ大変なことになってるじゃねぇか。探すの大変だったんだぜ?龍一。」
「誰かと思ったら…アホの翔太か。」
「テメー!助けてもらってそれはないんじゃないの!?」
ま、とりあえずこれでなんとかなりそうだ。
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