体育祭って意味もなく頑張っちゃうよね

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あれから時は過ぎ去り… とある日のホームルームのことだ。 担任のゴリがこんなことを言い出した。 「じゃー今日は体育祭の種目を決めてもらうぞー。」 ちなみになんでゴリかっつーと見た目が完全にゴリラだから。 本人も自負しているようだしな。 ゴリに指示され委員長の…梨華が前で仕切り始めた。 「龍一は何出る?」 「できることならサボりたい。」 「お前それは無理だろ。」 だってさ…めんどくさくね? 別に競わなくてもいいじゃん。 ナンバーワンにならなくてもいいじゃん。 元々特別なオンリーワンなんだからさ。 「バカなこと考えてないでさっさと決めなさい龍一。」 「お前今オレの心読みやがったな!?薫先輩といい梨華といいなんでオレの周りの女子はさりげなくオレの心読むの!?」 「それは…禁則事項です☆」 「そんなの知るかぁぁぁ!!」 「まあまあ落ち着けよ龍一。」 「るっせぇドカス!!」 翔太の全てがムカついたので渾身のボディーブローを叩き込んでやった。 翔太がどうなったかというと… 「ぐおおおっ、これはマジ死ねる…」 と言いながら教室の端でうずくまってる。 翔太、死ねるなら死んでくれ。 「めんどくせぇ…寝る。」 そう言って机に突っ伏した瞬間オレの意識はなくなった…
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