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とゆーことで生徒会室の前に着いたんですが…
部屋からドス黒いオーラが溢れ出しております。
…ものっそい帰りてぇ。
と考えてた時
「あら龍一君。早く入ったら?」
「…はい。」
薫先輩、そこで扉を開けないでください。
この地獄に足を踏み入れる準備がまだ…
「龍一君早くー。」
会長がお呼びになりやがったのでとりあえず入った。
「遅いぞ龍一!何してたんだ!」
春先輩ご立腹だよ…
「いやーそれはその…「龍一は教室でホームルームバックレて爆睡してました。」
梨華ぁぁ!それは言っちゃダメだからぁぁぁ!
「ほーう。龍一は生徒会も忘れて今の今まで寝ていたと。アタシたちがどれだけ待ったと思ってるんだ!」
…不幸だ。
「…すいませんでした。」
ここまで怒られると…ちょっと泣けてくるわ。
すると周りから
「春ちゃん言い過ぎだよー。」
「龍一君が本気で落ち込んでますよ。」
会長…薫先輩…
「神山君…元気出して…」
小田切は言葉だけじゃなく優しく手を持って言ってくれた。
「………龍一が悪いんじゃない。」
梨華はまだ怒っているようだ。
でもなんか申し訳なさそうに見えるのはオレだけ?
「み、皆して龍一に甘いぞ!」
「だって龍一君の顔見てると…」
「可哀想に思いますよねぇ。」
「神山君…悲しそうな顔してる。今にも泣きそう。」
悲しいっちゃ悲しいですけど…
皆が味方なのが嬉しくて泣きそうなんですよ?
ちなみにそんなに泣きそうな顔してたかなオレ?
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