とりあえず最初は肝心だよね

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「そんなことさせないわよ!」 「ちょっおまっ、そこは空気読んで乗れよ。せっかくのボケが台無しじゃないか。」 はぁ…まあ一応紹介しようか。 このオレを朝からボッコボコにしやがったのは橘 梨華(たちばなりか)。コイツも幼稚園からの幼なじみだ。 まあなんつーか… 「なんで乗らなきゃいけないのよ。べっ、別に乗ってもよかったけど朝からはしんどかっただけだから!」 いわゆる…ツンデレ…かなぁ? まあオレには関係ないからいいか。 「えーみなさん入学式が始まるので体育館へ入場してください。」 先生が呼び掛けたからオレも行くかね。 「んじゃ梨華、行くぞ。」 「うん。」 とゆーことで行こうと思ったんだが、 「待ってぇぇぇ、置いてかないでぇぇ!」 「るっせぇって言ってんだろーが翔太ぁ!!」 「あべしっ!?」 よし、顔面にキレイに入ったな。 「梨華行くぞほら。そこで寝てるゴミは…スルーで。」 「わかったー。」 ゴミを駆逐したオレ達は体育館に入場した。 「…誰かー。助けてよー…グスン。」
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