1.道しるべ

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いつもと変わらない朝… 起きたら身支度をして朝ご飯を食べ、いつもと変わらない道を歩き、いつも変わらない電車からの景色、いつもと変わらない学校… …なんか… 「あきた…」 「えっ?琉香?」 「…なんか、つまんないのよね…なんか」 「琉香、ちょっと、ねぇ、琉香。」 「…」 「ダメだ…また、一人の世界に入ってる」 「岬、こういう時はあれよ。」 「早紀、分かった。OK~あれね」 岬はイヤホンを琉香の耳に付けた。 耳に付けたのにも気づかないのだからそうとう自分の世界に入りこんでいる。 もう、こうなった時の琉香は呼んでもダメなのだ
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