†序章† ~胎動~

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こんなシチュエーションだけは、俺の被害妄想だけに留めたかった。 ましてや、学校帰りの途中でこんな馬鹿げた化け物のせいで人生をリセットされるなんざ持ってのほか。 きっかけはホントに唐突。 こんなウソくさい状況に巻き込まれるなんて思いもしなかっただろうという逃避思考が頭を駆け巡る。 あぁ、誰か…誰でも良いからこのリアルをウソだと言ってくれ……! 俺はまだ…死ぬなんてまっぴらゴメン被りたいんだよ!! そして俺は、無駄だと思いながらも…抗いの拳を奴にぶつける。 そう…奴よりも速く!
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