プロローグ

7/14
前へ
/18ページ
次へ
そんな外の風景に見とれながら運転をしていたせいで全く気が付かなかったが、かけていたラジオの番組もそろそろ終盤にさしかかった。 私は耳をラジオの方に意識をしなければ、ラジオをかけたまま全く聞かずにただ雑音のように流れてくる音とした意識しなかったかも知れない。 私の場合そういう事は日常でもよくあることだ。例えば家でインターネットをやっている最中にでも、別に見る気もないのにテレビのチャンネルを付けていることがある。 そうすれば、少しでも部屋の中に居ながらでも寂しさを紛らわす事が出来るからだ。ましてや、付けていないと落ち着かない性格かもしれない。 そうそうラジオの方なんだが、たまたま外の風景に見とれながら運転をしていた最中にラジオの方に耳を傾けると、ラジオ番組での視聴者からのリクエスト曲のコーナーで、これまた昔の夏休みを思い出させるようなどこか懐かしいようなエピソードと一緒に投稿してきた奴がいた。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加