Ⅰ~ forest ~

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昔からある白い森。 近付いてはならぬ、と皆がいう。 誰も近づかぬコノ地になぜか俺は居る。 近付いてはならならないと知っているのに。 でも聞こえた。 『アノ子』の声。 『アノ子』? 『アノ子』って誰? 知ってるようで知らない『アノ子』に呼ばれた気がした。 そう、気がしただけ。 ただそれだけ。 それだけだったのに。 それなのに、それなのに…
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