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カフェへの通路や
個室の位置の書かれた
壁にかけられたプレートを見ながら
カフェへと移動する。
「お、あったあった
『船内カフェ・満ちる月と星』」
「あー火窮さんです!」
またしても聞き覚えのある声の方へ振り向くと
豊月と似ていて、同じ様な羊の角と耳らしきものがあり
豊月と比べて水色と白のある少女の姿。
「星満は久しぶりだっけか
何年ぶりだった?」
「3年位はあってませんよ
でも火窮さんはあんまり変わりませんね」
「ああ、私は変わらないままでいい
最小限、ネズミの姿にはなればいいからね。
そうそう、ブラックコーヒーが飲みたいんだ
ミルクはポーション一つ分で宜しく頼むよ
それと、あるならレアチーズケーキを頼む」
「かしこまりましたー!」
星満に注文をいい
窓際の席に座り、外を眺める。
「(これが海、か
初めて見たが・・・これほどまで広いとは
水都についたら写真に収めておくか・・・
人はこの海で泳ぐらしいが
水が苦手な私には永遠に無縁なものだな・・・)」
そういって別の席の方を見る
「(客はあんまりいないのか・・・
個室にいる奴が多いみたいだ。)」
「ブラックコーヒーとレアチーズケーキ
お待たせいたしましたー♪」
「あ、どうも。
先にチップを払っておくよ」
「いえいえ、私からのおごりみたいなもので
構いませんよ!
ではではごゆっくりー♪」
星満はそういってカウンターへ戻っていく。
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