第四話 ~未来と過去と光の御柱~

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???「セイ・・・セイイ・・・セイイチ・・・」   誠一(誰?・・・誰なんだ?) 「ん・・・勇気?」 勇気「はぁ、やっと気が付いた。 よかったよかった」 心配そうに見ていた勇気は喜ぶ 誠一は体を起こすと辺りを見回した 木造の古い建物の中にいるようだ・・・そしてどことなく懐かしい感じがする誠一だった。  勇気は誠一の安否を確認すると外に出る 誠一も勇気の後を追う 建物をでるとそこには広大な自然が広がっていた まわりには同じような建物と自分よりも幼い子供が沢山いる 勇気は子供たちと一緒に遊んでいた。  ???「目が覚めましたか?」 ふと誠一に声をかける女性が横から現れた 誠一はその女性と昔に出会ったような懐かしさを感じ取った。 アヤ「こちらの人はウスベニさん 誠一達を助けた人よ」 ウスベニの隣にたっているアヤが言う アヤが言うには誠一達はかなり昔の時代に飛ばされたらしい はっきり年代はわかっていないが千年はゆうにこえているという。 ウスベニさんは中々適応力があるのかアヤの言うことを疑いもなく誠一達を信じてくれた。 この里は戦乱で親兄弟を失ったもの達がある方の加護を受けながら生活している そのある方の力によって決して裕福ではないが皆、楽しく暮らしている。 ウスベニ「事情はアヤさんから聞きました。 このところここからそう遠くない北の山で不穏な気を感じます。 もしかしたら誠一殿が探している邪悪なものが古の封印をとこうとしているのではないでしょうか?」 アヤ「有り得ないわけじゃない話だわ 古の封印って言うし太極神の封印かもしれないわ」 誠一「でも御柱は歴史が歪まないと現れないんじゃないの?」 アヤ「だからそれをこれからやろうとしているんでしょ?」 誠一「・・・なら行くしかない・・・ヤクモも探さないといけないし・・・ ウスベニさん色々とありがとうございました。 僕達は北の山に行きます」 誠一はウスベニに礼を言いアヤと勇気とともに北の山に向かった
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