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今日も一人
お願い事をしてきた
一匹の犬
犬は飼い主に捨てられ家も無くなりお腹もペコペコみたいだった
犬は僕にこう言った
く~んく~ん
『私は信じていたご主人様に捨てられたみたいです。でも私はご主人様を恨んでいません。少なくとも私は一緒に過ごした時間は私にとっては宝物です。だけど私には帰る家も無くご飯もありません。私はどうすればいいのでしょうか?』
犬は淋しそうな顔で
僕にお願い事をした
僕は力を使った
お願い事をした犬がまたトボトボ歩いていると一人の少年が犬を見つけて走った
『花っ!!!』
犬は懐かしい声と懐かしい匂いのする少年に駆け寄った
少年は泣きながら
犬にこう言った
『花っ!ごめんな!ごめんな!僕の家はお父さんとお母さんが離れて暮らさなくなっちゃって引越しちゃったんだ。次の家はアパートでペットが飼えないんだ…今は少し離れた町で僕とお母さんといるんだ。だけど花の事は忘れた訳ぢゃない。大事な家族だから。』
少年は
犬を抱きしめて話していた
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