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『‥悠仁、空は今どうなってるんだ‥?』
ベッドの上からこうちゃんが俺に問いかける
「そうだね‥夕陽がもう少しで沈みそう‥オレンジ色の空に紫がかった雲でとっても綺麗だよ‥」
『そうか‥』
ベッドの上から動けないこうちゃんはこうやって何度も俺に空の様子を聞く。
『‥それは‥綺麗だろうなぁ‥‥っ、けほっけほっ』
「こうちゃん‥!!」
苦しそうに咳をするこうちゃん
こうちゃんこうちゃん
「こうちゃんっ‥!死なないで‥!!っ、こうちゃんがいない、と‥俺‥生きてけないよぅっ‥‥ひっく」
辛そうなこうちゃんの顔が涙で滲む
こうちゃんは静かに俺の頬に手のひらを近付けると
『過保護すぎんだよ馬鹿悠仁(怒。風邪で死ぬわけねぇだろが。てかベッドから動いちゃダメとか俺は人形じゃねぇ‥!!』
思いっきり俺の頬を左右に引っ張った
「いやいよほ‐ひゃん(いたいよこうちゃん)」
『つか風邪うつっからあんま近寄んな』
「ひやあ‐(いやだ‐)」
こうちゃんが俺の頬を離した
「こうちゃんが治るなら俺風邪引いていいもん‥」
こうちゃんに引っ張られてた頬を膨らませた
『だ‐め‐だ‐!』
こうちゃんが言った瞬間
俺はこうちゃんに抱きついた
「こうちゃんが許可出さなくても抱きつくし!」
『‥暑苦しい』
そんなこと言いながら俺の腕の中でさらに顔を赤くするこうちゃんが可愛くて仕方なかった
「こうちゃん大好き‐!やっぱりこうちゃん世界でいちばんかわい‥へっくしゅ」
『「‥‥あ」』
「えへへ‥」
『‥‥‥‥。』
それでも俺はこうちゃんを抱きしめて離さないのだった!
「こうなったら汗をかいて風邪を治すしか‥!!」
『‥まさか』
「こうちゃん★バキューン★しよ‐♪」
『ぎやああ来るな変態!!!!』
end.
ちょww
こ れ は ひ ど い (^p^)
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